イスラエル軍がまたパレスチナ自治区ガザで大規模な侵攻を始めた。「ジェノサイド(民族大量虐殺)」批判が高まる中、苛烈な攻撃を続けるのはなぜなのか。イスラエル・テルアビブ大のダニエル・バルタル名誉教授が国民の集合意識について語った。(聞き手・構成は共同通信前エルサレム支局長 平野雄吾)

 イスラエル軍がガザ攻撃を継続する背景には、まずユダヤ人がガザの惨状を理解して...