最寄りの空港から自宅のある島根県浜田市へ車を走らせると、赤茶色の石州瓦(せきしゅうがわら)の屋根が視界に入ってくる。県西部の石見地域で生産される粘土瓦の色彩に触れ、ふるさとに戻ってきたと心が安らぐ。ローカルジャーナリストの田中輝美(たなか・てるみ)(49)にとって、この景色と自分の身体は分かち難くつながっている。ここから離れられないと感じる。
▽当事者でない
浜田市で生まれ育った。大阪大を卒業後、1999年に島根に戻り、地元紙の山陰中央新報に入社した。記者の...
最寄りの空港から自宅のある島根県浜田市へ車を走らせると、赤茶色の石州瓦(せきしゅうがわら)の屋根が視界に入ってくる。県西部の石見地域で生産される粘土瓦の色彩に触れ、ふるさとに戻ってきたと心が安らぐ。ローカルジャーナリストの田中輝美(たなか・てるみ)(49)にとって、この景色と自分の身体は分かち難くつながっている。ここから離れられないと感じる。
▽当事者でない
浜田市で生まれ育った。大阪大を卒業後、1999年に島根に戻り、地元紙の山陰中央新報に入社した。記者の...