自民党の西田昌司参院議員が那覇市のシンポジウムで、沖縄県の「ひめゆりの塔」の説明文は「歴史を書き換えている」と発言して騒ぎとなったのは5月初めのことだ。

 その後西田氏が発言を撤回、おわびしたために、騒動はいったん落着したかのようにも見えた。しかし私は「昭和100年」「戦後80年」の節目の今年、この暴言は簡単に忘却のかなたに押しやってはいけないと実感している。 ...