島根洋画会賞「歌の翼に」(右)など個性豊かな作品に見入る来場者=松江市袖師町、島根県立美術館
島根洋画会賞「歌の翼に」(右)など個性豊かな作品に見入る来場者=松江市袖師町、島根県立美術館

 【松江】島根県内の洋画愛好者が出品する「島根洋画展」が松江市袖師町の県立美術館ギャラリーで始まった。個性あふれる油彩や水彩など計121点が来館者を魅了している。22日まで。

 創立80周年の節目を迎えた島根洋画会の主催で、今年が133回目と伝統ある展覧会。作品は10~150号で、風景や人物、花など多彩な題材がそろう。会員56点、準会員6点、一般応募の入賞作品59点が並ぶ。

 一般応募で最高賞に当たる島根洋画会賞は、初出品した池田稔さん=安来市=の「歌の翼に」が受賞。ナイフのタッチと配色が大胆で深みがあると高く評価された。

 出品者に誘われて会場を訪れた多勢久美子さん(83)=松江市八束町波入=は「人物画が気に入った。親しみが湧いてくるし、思わずほほ笑んでしまった」と話した。

 午前10時~午後6時、最終日は午後4時まで。17日休館。入場無料。

(原暁)