松江市で燃やせるごみの収集作業に当たる市内8社でつくる松江環境整備事業協同組合がこのほど、同市富士見町の廃棄物処理企業「コナンクリーンシステム」で、熱中症の予防講習会を開いた。従業員ら43人が市の保健師による講演を通し、対処法を学んだ。
松江市健康推進課の吉原大貴さんが、体全体の筋力を使う▽長時間の作業▽自己判断で休憩できない▽飲料を摂取しづらい-といった身体負荷の高い作業では特に注意が必要と指摘。体調不良時や、蒸し暑い環境での作業中も、こまめな水分や塩分の補給など対策を取るよう訴えた。
従業員の小塚達也さん(42)は「いつもと違うと感じたら熱中症だと疑いたい」と話した。
(石飛達哉)