島根書道協会展の作品を鑑賞する来館者=松江市袖師町、島根県立美術館
島根書道協会展の作品を鑑賞する来館者=松江市袖師町、島根県立美術館

 【松江】第40回記念島根書道協会展が27日、松江市袖師町の島根県立美術館ギャラリーで始まり、臨書や一字書など秀逸な作品260点を来館者が鑑賞している。30日まで。入場無料。

 島根書道協会(曽田左南会長)が毎年開き、会員、準会員らの作品171点と審査対象の会友、一般応募の作品85点、高校生らの作品4点も展示した。

 85点の中から特別賞を選び、島根県知事賞には松江市の和田芙美子さんの「蝉」が輝いた。三好達治の作品を文字の大小や線の強弱を生かして、深みのある作品に仕上げた。

 山陰中央新報社賞には大田市の岸本留実さんの「臨・祭姪文稿」が選ばれた。

 来館した出雲市平田町の主婦、平野輝子さん(78)は「友達の作品を見に来た。素晴らしい作品が多かった」と話した。

 午前10時~午後6時。最終日の30日は午後4時まで。

      (石飛達哉)