郷愁を誘う内容の2講座が7月、松江市殿町の山陰中央新報社文化センター松江教室である。10日の「思い出語りは元気のもと 回想法コミュニケーション」と12日の「なつかしい自転車の紙芝居で味わう小泉八雲の世界」。古き良き時代に思いをはせながら、楽しい時間を過ごしてもらう。
「思い出語り-」講座(午前10時~11時半)は、認知症の予防効果が期待される心理療法「回想法」を生かした講座で、昔の写真や道具を見ながら参加者に思い出や苦労話などを語ってもらう。「回想法旅芸人」を名乗り普及に力を注ぐ、出雲市内の医師鈴木正典さんが講師を務める。
12日の「紙芝居」講座(午後1時半~3時)は、NHK連続テレビ小説「ばけばけ」放映を前に関心が高まる八雲作品のうち、「栗原屋のそばを食べたきつね」「子育てゆうれい」を紙芝居で上演する。講師は出雲かんべの里館長の錦織明さん。自転車の荷台に舞台を載せる懐かしいスタイルを再現し、作品にまつわるエピソードも語る。
受講料はいずれも2200円。問い合わせ、申し込みは松江教室、電話0852(32)3456、フリーダイヤル(0120)079123。