約3万年前の旧石器時代後期、石器を製作した跡が松江市大庭町の団原2遺跡で見つかり23日、島根県埋蔵文化財調査センターが発表した。土層の分析により石器の製作年代が特定できた遺跡は島根県内で3カ所目となった。山陽地方から中国山地を越えて持ち込まれた石材も見つかり、旧石器人が広域に移動していた様子を示す貴重な資料となる。
【MAP】島根の史跡・遺跡・埋蔵文化財マップ 古墳や出土品などまとめ
国道432号の大庭バイパス建設に伴い、同センターが5月から8月まで調査している。
団原2遺跡は小高い台地の南端に...












