東京電力福島第1原発の廃炉に向け、これから最も難しいのは、溶け落ちた核燃料(デブリ)の本格的な取り出しだ。その見通しに暗雲が漂っている。

 東電は3号機で2030年代初頭に始める予定だったが、37年度以降に遅れると発表した。準備に時間がかかるためだという。...