一帯に咲き誇るヒマワリの花を楽しむ来場者=浜田市三隅町井野
一帯に咲き誇るヒマワリの花を楽しむ来場者=浜田市三隅町井野

 浜田市三隅町井野の野山嶽にある30アールの畑で、約5万5千本のヒマワリの花が見頃を迎え、見物客を魅了している。15日ごろまで楽しめそうという。

 ヒマワリは葉タバコを栽培していた遊休農地を活用しようと、地元の高齢者クラブが10年ほど前に育て始めた。今は住民でつくる「まちづくり推進委員会INO」が、盆休みに見頃のピークを迎えられるように、子どもたちと6月に種をまいた。

 中国山地を一望する高台に黄色い花のじゅうたんが広がり、風に揺られると波のようなうねりが起きる。孫と2人で訪れた浜田市西村町の主婦、坂本真知子さん(70)は「手入れは大変だと思うが、立派に咲いている」と喜び、見入っていた。

 近くの井野郵便局からヒマワリの咲く野山嶽まで、看板があり案内してくれる。現地では住民が育てた野菜や、ヒマワリの小物類なども販売している。 (宮廻裕樹)