全国高校野球選手権2日目の6日、開星が延長十回で宮崎商にサヨナラ勝ちし、甲子園球場のアルプススタンドに陣取った約千人が跳びはねて喜びを分かち合った。
ウィーアー開星-。
8年ぶりの夏の舞台を特別な思いで迎えたのは選手だけでなく、応援団も同じだ。「応援でも相手チームに勝ちたい」と和田佳延団長(17)=3年=らが意気込んだ。
二回裏、1死満塁のチャンスに、3年生部員全員で作詞した応援歌が響く。松浦愛珠選手の犠牲フライで挙げた先制の場面を目の当たりに感慨深げなのは兄で同校野球部OBの央雅(おうが)さん(23)=大阪市。
自身が2019年に夏の県大会決勝で敗れた悔しさを振り返り「自分がずっと目指していた場所で、1点目を取る重要な役割を果たしてくれた。とても誇らしい」と喜んだ。
中盤に3点リードを追い付かれたが、ここが応援のしどころと、スタンドからは「気合入れていこう」と声援が上がった。同校ブラスバンドの有志として...