慶長5(1600)年の関ケ原合戦後は、平和な時代が訪れたと思われがちです。しかし、大坂に豊臣秀吉の嫡男・秀頼がおり、江戸幕府が成立した後も慶長20(1615)年に大坂の陣が終わるまでは、戦国時代最大ともいわれる軍事的な緊張が続いていました。

 そのため、合戦後に新たな領地...