日本人の約310万人が亡くなり、アジア諸国でも2千万人以上が犠牲になったとされる先の大戦の終戦から80年となった。戦後生まれが約9割を占め、若い世代を中心に、被害と加害が交錯する戦争の実相を現実感を持って受け止めることが難しくなっている。無関心さえ漂い、歴史をゆがめる言説...