子どもたちが営む屋台で品物を買い求める市民ら=江津市波積町、岩瀧寺
子どもたちが営む屋台で品物を買い求める市民ら=江津市波積町、岩瀧寺

 屋台の企画や運営を子どもが主役となって開催する夏祭り「はづみ縁日」が23日夜、江津市波積町の岩瀧寺境内であった。ボールすくいや射的、飲食といった10軒の屋台が並び、訪れた市民ら500人が子どもたちの接客を受けて夏の夜を楽しんだ。

 地元住民ら市内外の有志30人でつくる実行委員会(井田昭彦実行委員長)が、子どもに多様な経験をしてもらおうと企画し、4回目。応募した江津、浜田、大田の3市の小学生から高校生までの40人が、売り物や値段を決めるなどの準備を進めた。

 鐘の音を合図に祭りが始まり、屋台の前には買い求める市民らの列ができた。出店した江津市立郷田小学校5年の六信光惺さん(10)は「作ったものを販売できるのは楽しいし、貴重な経験になった。来年も挑戦したい」と話した。

 このほかキッズダンス、eスポーツのコーナー、盆踊りもあった。(村上栄太郎)