鈴木麻綾がミスをした直後のホールでバーディーを取る粘り強いゴルフでトップと1打差の好位置につけた。「何回か苦しい場面があったが、パットもショットもよかった」と満足そうな表情で話した。
アウトスタートの15、16番で連続バーディーを奪い、単独トップに立った直後の17番(パー3)。ティーショットはグリーン奥のラフにつかまった。「欲が出てしまい、体が開いてしまった」。この日一番のピンチを迎えた。
思うようなプレーができない自分に対しての怒りの気持ちを抑え、平常心を保とうとボギーパットの時からは意識的に笑顔をつくった。17番は結局、ダブルボギーに終わったが、18番(パー4、409ヤード)で悪い流れを引きずることはなかった。
ティーショットでピンまで残り129ヤードの距離につけると、第2打はピッチングウエッジでピンの手前まで運び、難なくバーディーを決めた。
2017年にステップアップツアーで初勝利を挙げて以来、優勝は遠い存在。「グリーンがかなり難しいのでティーショットがポイントになりそう。2勝目に向けて頑張りたい」と最終日に向け気持ちを高めていた。 (藤原康平)