名古屋市と隣り合う人口約6万7千人のまち、愛知県豊明市で、仕事や勉強以外の自由時間にスマートフォンを使う時間を1日2時間以内とするよう住民に促す条例案が審議されている。8月下旬、豊明市の条例案が報じられ、交流サイト(SNS)などで賛否さまざまな意見が飛び交った。9月市議会の委員会で可決され、22日の本会議で可決、成立すれば10月1日から施行される予定だ。なぜ条例を作ろうと考えたのか。発案した小浮(こうき)正典市長に聞いた。(共同通信=田中荘一郎)

 

※インタビューは9月3日に実施しました。趣旨を損なわない範囲で内容を再構成しています。

 

―SNSなどですごい反響が起きていますね。

 「2時間」という数字だけが一人歩きして、何人かのコメンテーターの方はコメントされていると思います。厳密に(時間の上限を設定して)市民に要請する条例だと思われているんじゃないか。それは正しくありません。

 

―ホリエモンこと堀江貴文さんはX(旧ツ...