大会を振り返る小林浩美会長=大山平原ゴルフクラブ
大会を振り返る小林浩美会長=大山平原ゴルフクラブ

 大山平原ゴルフクラブ(鳥取県伯耆町丸山)で25日に開幕した女子プロゴルフのステップアップツアー第16戦「山陰ご縁むす美レディース」(日本女子プロゴルフ協会主催、山陰中央新報社共催)の全日程が28日、終了した。日本女子プロゴルフ協会の小林浩美会長に大会を振り返ってもらった。
(聞き手は報道部・藤原康平)
 ーどのような大会だったか。
 「ステップアップツアーは初優勝が多いので、どの選手が勝つのだろうと楽しみにしていた。他の大会でも言えることだが、いいスコアが出るようになってきた。選手のショット力やスコアメークの力が高くなっている。ゴルフ場の整備がきちんとされているのもプラスになった。見応えのある大会になったと思う」
 ー新型コロナウイルスの感染拡大が続く中での大会になった。
「プロは試合に出場して、皆さんに『プロってすごいね』と思ってもらうことが大事。大会が開催できるかどうかは選手たちの生活に直結するので、関係者の皆さまのおかげで開催することができ、本当にありがたい」
 ー感染防止対策のため、一般ギャラリーは入場できない「無観客開催」だった。
 「一般の方に会場で選手のショットやドキドキするパッティングを見てもらうことはできなかったのは残念だったが、テレビやインターネットでは楽しんでいただけたと思う。状況が良くなればたくさんの方に間近でプレーを見てもらいたい」
 ー「山陰ご縁むす美レディース」を今後、どう発展させていきたいか。
「(前身大会も含めて)島根、鳥取両県の多くの皆さんに応援していただき、レギュラーツアーで活躍する選手も巣立っている。大会キャッチフレーズにある『山陰から世界へ』が体現できるような大会にしたい」