深津絵里を「ゴディバ」と例えたオダギリジョー (C)ORICON NewS inc.
深津絵里を「ゴディバ」と例えたオダギリジョー (C)ORICON NewS inc.

 オダギリジョーが脚本・監督・編集・出演を務める映画『THE オリバーな犬、(Gosh!!)このヤロウ MOVIE』初日舞台あいさつが26日、都内で行われた。オダギリのほか、俳優の池松壮亮、麻生久美子、永瀬正敏も登壇した。

【集合ショット】可愛い!またもや犬に扮したオダギリジョーら出演者たち

 本作は、2021年にNHKで放送されたドラマの続編となる劇場版。狭間県警の鑑識課に属する警察官・青葉一平(池松)と、その相棒である“警察犬”オリバーが、次々と発生する不可解な事件に挑んでいくストーリー。しかし、一平に見えているオリバーは、酒と煙草と女が大好きな、着ぐるみ姿のおじさん。そんなオリバーが、時に鋭い洞察とメタ発言で事件解決を導いてくれる頼れる(?)相棒となる。

 冒頭のあいさつでオダギリは「3年近くともに過ごしてきた作品が、ようやく皆さんに見ていただけることになってうれしく思います」としみじみ。「この期間いろんな方と時間をともにしてきて。友達の脚本家と、プロデューサーと3人で会議するところから始まって。いろんなチームの方に助けられてようやくこの日を迎えられたことに感謝していますし、幸せだなと思います」と笑顔を浮かべた。

 本作には、8年ぶりの映画作品となった深津絵里も出演。深津は、犬の気持ちが分かり過ぎる超優秀なハンドラーを演じているが、監督として深津の存在感について「本当にすばらしい。深津さんが涙をためて歌っているシーンとか、現場スタッフも涙をこらえながら、感動しながら撮影していて。本物の芸術を目の前で見せてもらっている感じ」とべた褒めした。

 そんな中、オダギリは「それは麻生さんからは感じられないもの(笑)」といじる場面も。チョコに例えると「深津さんは“ゴディバ”、麻生さんは“10円チョコ”だと。分かりやすい比喩です」とにやり。

 麻生は「ひどいですよね!(笑)」と苦笑い。「でも、そのあとに『安いチョコもおいしいじゃない。食べたくなるじゃない』とフォローしてくださって、私も10円チョコ好きだし…と思い、だから傷ついたりはしていないです(笑)」とほほ笑んでいた。