次元の壁越えて受賞したにじさんじ・加賀美ハヤト (C)ORICON NewS inc.
次元の壁越えて受賞したにじさんじ・加賀美ハヤト (C)ORICON NewS inc.

 5年ぶりの開催となった『日本メガネベストドレッサー賞2025』の表彰式が1日、東京ビッグサイトで開催。新設された「VTuber部門」をにじさんじ所属の加賀美ハヤトが受賞した。

【写真】すごい!次元を超えてトロフィーを受け取る加賀美ハヤト

 今年から新設されたVTuber部門。表彰式では、副賞として贈られるメガネを着用するのが通例となっている。VTuberである加賀美は、どうするのか注目が集まったが、プレゼンターが手渡すと次元の壁を越えて、デジタルの世界に副賞で贈られたメガネが登場した。さらに、トロフィーもデジタル世界に入り込むと会場内は歓声が起きていた。

 受賞のスピーチでは「30年以上の歴史を持つこの賞に、次元の違う色物が紛れ込んでしまったことをまずは深くお詫び申し上げます」と恐縮。「皆様、初めまして。バーチャルYouTuber事務所にじさんじからお邪魔させていただきました。ある種、ラフな格好で失礼いたします。加賀美ハヤトと申します」と改めて自己紹介。

 「この度は大変映えある賞をいただきまして、誠にありがとうございます。正直に申し上げますと、今回の受賞に関しましては2度驚かされてしまいました。1度目は当然受賞の連絡をいただいた時、そして2度目は他の受賞者の方々のお名前を拝見した時です。名前の並び的に私でいいのかと…。今日まで悩んで悩んでだったんですけども、ここはあえて開き直らせていただきます」と受賞を受け止めた。「私は普段YouTubeで配信活動を行っているのですが、その時『今日はどんな姿で皆様の前に現れようか』と毎日考えています。知的な雰囲気で出たらいいのか、それとも柔らかい印象でいくのか。そういった考えの諸々をメガネが手伝ってくれています。私にとってメガネとは、ただ視界を整えるものではありません。自分の世界と、そして自分そのものを同時に彩ってくる大切なものだと思っております。今回の受賞は、そんなメガネの魅力を信じて共に楽しんでくださった皆様のおかげでもあります。今後とも、バーチャルの立場からメガネ業界の盛り上がりに貢献できることができましたら幸甚の至りでございます。最後になりますが、応援してくださった皆様と、そしてメガネに改めて特大の感謝を込めて、本日は本当にありがとうございました」と締めくくっていた。

 本賞は「メガネが最も似合い」、「最も輝いている人」を表彰する眼鏡業界最大の顕彰イベントで、本表彰式は「国際メガネ展 iOFT」の併催イベントとして開催される。

 そのほか、「政界部門」で石破茂首相、「芸能界部門」で俳優の木村文乃、「経済界部門」で経済学者の成田悠輔氏が受賞した。

■加賀美ハヤト プロフィール
玩具会社、「加賀美インダストリアル」の若き社長。自社玩具のPRのため、自らライバーとしてデビューすることを決めた。