映画『秒速5センチメートル』 (C)2025「秒速5センチメートル」製作委員会
映画『秒速5センチメートル』 (C)2025「秒速5センチメートル」製作委員会

 10月10日公開の実写映画『秒速5センチメートル』より、スペシャルメイキングムービーが解禁された。映像には主演・松村北斗、ヒロイン・高畑充希、監督・奥山由之、そして原作アニメーションを手がけた新海誠監督のコメントも収められている。

【動画】『秒速5センチメートル』スペシャルメイキングムービー

 映像は、新海誠監督のアニメ版と奥山監督による実写版が交互に映し出される構成でスタート。山崎まさよしの劇中歌「One more time, One more chance 〜劇場用実写映画『秒速5センチメートル』Remaster〜」に乗せ、岩舟駅で再会する幼少期の貴樹(上田悠斗)と明里(白山乃愛)の名シーンや、種子島での貴樹(青木柚)と花苗(森七菜)の撮影風景などが映し出される。

 原作の新海監督は「まさか、自分の原作で泣くなんて思わなかったんですよね。本当にこの人たちに形にしてもらえて、幸せな映画になったなと思いました」と実写化への思いを語っている。

 映像後半では、米津玄師の主題歌「1991」にあわせ、社会人になった貴樹(松村)のオフィスシーンや、明里(高畑)の電車内での姿、さらには美鳥(宮崎あおい※崎=たつさき)を交えた実写版オリジナルシーンのメイキングも。自然の中での撮影や俳優陣の真剣な表情とオフカメラの和やかな様子など、制作の舞台裏が収められている。

 奥山監督は「幼少期の純真さとか、青春の高潔さとか、大人になることの惑いとか、そういうものが一つになっている作品」とコメント。ヒロインを演じた高畑は「ファンの方も『秒速』の存在を知らなかった方も、いろいろ自分に重ね合わせて感じられる作品になっている」と語った。

 主演の松村は「大きな画面で観てよかったなと思うようなシーンや、ハッとするような風景、聞いてほしい音、曲、声がたくさん詰まっているような作品になっています。ぜひお時間を見つけて劇場で観ていただきたい」とメッセージを寄せている。