集団で泳ぐカクレクマノミを見る子ども=浜田市・江津市、しまね海洋館アクアス
集団で泳ぐカクレクマノミを見る子ども=浜田市・江津市、しまね海洋館アクアス

 しまね海洋館アクアス(浜田市・江津市)で、小さなカクレクマノミ約150匹が展示され、「クマノミ団子」と呼ばれる、イソギンチャクの周囲を集まって泳ぐ姿が来館者を楽しませている。

 カクレクマノミは7月に館内で生まれ、約2週間でオレンジ色の体色になった。イソギンチャクの毒で外敵から守ってもらい、餌をイソギンチャクに供給する。成長して大きくなると縄張り意識から、互いを攻撃するという。

 3階のミニアクアリウムの水槽で、互いに攻撃せず一緒に泳ぐ幼魚の状態で公開している。体長約2センチでひらひらと泳ぎ回っていて、来館者から「かわいい」との声が相次いだ。

 家族と訪れた石川葵一(あおい)ちゃん(5)は「目が小さくてかわいかった」と話した。

 2、3カ月間は公開する予定という。(宮廻裕樹)