スマートフォンアプリで映し出された二つの米子城天守=米子市久米町、米子城番所跡
スマートフォンアプリで映し出された二つの米子城天守=米子市久米町、米子城番所跡

 国史跡・米子城跡(米子市久米町)のかつての威容を3次元コンピューターグラフィックス(3DCG)でよみがえらせるスマートフォン用アプリが9月1日から配信される。「大小二つの天守」や登り石垣などを再現し、市民や観光客の関心を高めようと米子市が制作した。

 VRアプリ「ストリートミュージアム」は三の丸跡、二の丸跡、登り石垣跡付近、番所跡など城跡内7カ所で起動させると、二の丸御殿、鉄御門などの3DCGが画面上に現れる。圧巻は番所跡で見える四層五重の天守と四重やぐら。本丸にどっしりと並び立つ姿が勇ましい。現在の風景との比較も楽しめる。一度訪れると「コレクション」としてデータが取り込まれ、現地にいなくても、いつでも見られる。

 このほかAR(拡張現実)カードも制作した。ストリートミュージアムを起動した状態でカメラをかざすと、手のひらサイズの米子城が画面上に現れる。山陰歴史館(中町)や米子まちなか観光案内所(灘町1丁目)で無料配布する。

 市文化振興課の岡雄一調整官は「かつて歴史的な建物があったことを実感してほしい」と呼び掛けた。

 デジタルコンテンツは手間なくアクセスできるのがメリット。観光客はもちろん、子どもたちがふるさとの魅力を再認識するきっかけにもなりそうだ。