松江工業高等専門学校(松江市西生馬町)の学生が無人販売所などの料金箱に防犯機能を付けたシステムの開発を進め、11、12の両日、くにびきメッセ(同市学園南1丁目)である全国高専プログラミングコンテストで成果を発表する。
システムは箱に入れた重量センサーで、お金の増減を感知し、ジャイロセンサーで箱の傾きや動きを感知する。お金が取られたり、箱を動かされたりなどの異変があると、スピーカーから音が鳴る仕組み。
パソコンやタブレットで記録を閲覧することができ、数値の変化もグラフで見ることができるようにプログラミングした。離れていても異常があったら気付きやすくした。
システム開発には情報科学研究部の4人が関わり、3カ月ほどかかった。
チームリーダーで情報工学科2年の辻蓮治さん(17)は「無人販売所などで人の善意が裏切られないようにしたい」と話した。発表に向けて同科2年の洗川晃蔵(あきぞう)さん(16)は「不安もあるが、自信を持ってやり遂げたい」と意気込んだ。
コンテストで松江高専はこのほか2作品の発表もある。(石飛達哉)