歌手の郷ひろみ(70)が18日、東京・九段下の日本武道館で70歳記念メモリアルコンサート『Hiromi Go at Nippon Budokan 2025 “THE GREATEST 70 SONGS”』を開催。この日、10月18日は郷の70歳の誕生日。古希を迎えたとは思えぬ35曲の熱唱で、スーパースターぶりを全面に発揮した。
【写真】代名詞となっている郷ひろみの華麗なジャケットプレイ ド派手な裏地も注目
コンサートの開始前には取材会も開いた。取材会場に入る際に、バースデーソングを歌われるサプライズが。笑顔を見せながら郷は「本当にびっくりしました。あまりにも皆さんが美声で。これから武道館なので見習いたいと思います」とジョーク交じりに話して笑わせた。
以前は1日5分だけは郷ひろみではなくなるとしていたが「どの5分なの、と(笑)。もう5分だけだったら面倒くさいから、1日24時間郷ひろみの方がわかりやすいなと思って。僕自身、今、どっちだっけ、と」と考え方が変わったそう。「僕自身、変わらないんですよ」と思いを明かしながら「郷ひろみを優先している時もあれば、気がつけば『これは郷ひろみだな』と思うこともある。例えば運動1つをとってみても、郷ひろみを維持したくてやっているのではなくて体を動かすのが好きだから。その延長でやっている。それがいつの間にか郷ひろみに結びついていることがある。でも、郷ひろみを優先して『郷ひろみだったら、これするのかな』ということを考えてやる時もある」とする。そして「郷ひろみは名前も含めていい。これ以上のステージネームはない。僕自身が憧れます。『郷ひろみっていいな』って」と熱い“郷ひろみ愛”を語っていた。
年齢は「考えたことはないし、こだわってもいない。自分が声が出る、動ける範囲は郷ひろみでいない」と熱い思いを語る。「気がつけば、そういう年齢。自分の中で『70歳だから』という意識はないし、意識をしたこともないんです。今年は『18日、19日は日本武道館』ということに意識が集中していた。自分の誕生日と考える時間もなかった。誕生日にやることはわかっていたけど、『日本武道館でのスペシャルライブ』へ意識が集中してました」と自身にとって特別なステージへの思いを語っていた。
また、53年にわたり、サポートしてくれたファンへ郷の思いを込めた壮大なバラードナンバーの新曲「ALL MY LOVE」をサプライズで初歌唱した。「僕だけのバースデーじゃない。多くの方、特にファンの方に支えられて今日があると思う」としみじみと口にしていた。
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