気がかりなニュースを見かけた。滋賀県にある彦根市男女共同参画センター「ウィズ」が、財政難や施設の老朽化などを理由に本年度末での閉館が検討されているというのだ。前身の施設が1981年に完成し、2003年に「ウィズ」になった。これまでジェンダー平等を推進していくための各種講座や、市民がさまざまな活動のために利用できる貸館などの機能を担ってきた。

 こういった場になじみのある人は、全体から見れば決して多くはないだろう。私自身、近年になって、「男らしさ」をテーマに参加者と語り合う...