ろうそくに灯を移す学生=出雲市今市町、ラピタウェディングパレス
ろうそくに灯を移す学生=出雲市今市町、ラピタウェディングパレス

 【出雲】出雲医療看護専門学校(出雲市今市町)看護学科の学生の戴帽式がこのほど、出雲市内であった。4月に入学した学生が半年間の基礎教育を終え、医療機関での実習に向けて決意を新たにした。

 学生59人は教員からナースキャップを授けられ、ナイチンゲール像の燭台(しょくだい)からろうそくに灯を受け継いで壇上に並んだ。声をそろえて「ナイチンゲール誓詞」を唱え、看護師としての職業倫理を誓った。

 灯を手に、一人一人が「患者や家族の思いをくみ取り、信頼される看護師になる」「患者に寄り添い、知識と技術を磨き続ける」などの決意を表明した。

 橋本勝信学校長は「経験をもたらすのは観察だけ」というナイチンゲールの言葉を紹介し「実習では初めての学びや体験に出会う。観察しながら気づきを自分のものにして、経験に変えてほしい」と呼びかけた。

 (今井菜月)