盛夏を思わせる日差しが照り付ける9月下旬、松江市の郊外にある比津町の市道で、高さ10センチ、幅20センチほどの探知機を提げ、アスファルトの上を歩く男性技術者の姿があった。機器からケーブルでつながったセンサーを左手で地面に当てる。

 「ゴオー」「カツン、カツン」-。聞こえるのは通行車両や近くの敷地...