島根県奥出雲町下横田の横田浄水場。町水道課の藤原吉晴課長補佐(53)は、機器を使って蛇口から出た水の残留塩素を確認していた。「飲用水が出る状態を維持しないといけない」と、管路の末端部分から出る水の色や濁り、残留塩素濃度を毎日24カ所で点検する。

 町の人口約1万1千人の約99%が水...