【川本】島根県川本町北佐木の野口捨雄さん(86)が所有する山林でウメバチソウの花が咲き、梅の花に似た形の小さな白い花が見る人を和ませている。今月いっぱい楽しめそう。
ウメバチソウはニシキギ科の多年草で、茎の先端に直径約2センチの花をつける。珍しい秋の山野草として知られる。名前は家紋の「梅鉢紋」に由来するという。
野口さんによると、例年並みの9月中旬に咲き始めた。山林の斜面に25株が咲き、自由に観賞できる。
山林はラン科の希少植物キンランの自生地でも知られる。野口さんはキンランとともにウメバチソウも守ってきた。野口さんは「白くてかわいらしい花を見てほしい」と話した。
野口さんの山林は、同町南佐木のガソリンスタンドがある交差点から東へ県道46号を進み、三原簡易水道北佐木ポンプ室のある丁字路を北に進むとある。 (佐伯学)













