完成した御城印帳=島根県飯南町下赤名
完成した御城印帳=島根県飯南町下赤名

 【飯南】中世の山城で戦国大名・尼子氏の支城「尼子十旗(じっき)」の一つ、瀬戸山城跡(島根県飯南町下赤名)と、瀬戸山城の支城・賀田城跡(飯南町下来島)の知名度向上を受け、二つの城にゆかりのある家紋などをあしらった御城印帳が完成した。6日から町内で販売し、城跡を生かした観光振興に一役買う。

 瀬戸山城は衣掛山(631メートル)に築かれ、出雲、石見、備後(広島県東部)3国の国境に位置する要衝で、尼子方の武将・赤穴(あかな)氏の居城。松本山(494メートル)に築かれた賀田城は、毛利氏との合戦時、赤穴氏の家臣・烏田権兵衛がこもったとされる。

 御城印帳は、飯南町観光協会が日本城郭協会と共同で作った。縦18・5センチ、横12・5センチで、42ページ。尼子氏の本拠地・月山富田城(安来市広瀬町富田)と県内にある尼子十旗の位置を記した地図を描き、片面に赤穴家の家紋、もう片面に烏田家の家紋と烏田家ゆかりの長やりをあしらった。

 瀬戸山城主・赤穴光清が大内氏との戦いで討ち死にした日(1542年9月6日)にちなみ発売日を設定した。観光協会の芥川治さん(42)は「城郭ファンに尼子十旗をはじめとする山城を回ってほしい」と話した。

 道の駅・赤来高原(飯南町下赤名)と賀田城跡近くの公衆浴場・加田の湯で販売する。2800円。 (清山遼太)