島根県奥出雲町三成の三成小学校の5年生児童がこのほど、自分たちで作ったコメや、もち米を近くの仁多特産市で販売した。店頭で訪問者に「おいしい仁多米を食べてみてください」「僕たちが手作業で作りました」とアピールした。
15人が総合的な学習の時間で10アールの水田に入り4月下旬から田植えや草取り、稲刈り、収穫まで稲作の一連の流れを体験してきた。ブランドの仁多米を生産する、農業組合法人石原里田(和久利健代表)が協力し指導に当たった。
児童はもち米やコシヒカリ(各2キロ)を計50袋販売。一人一人がおにぎりや餅のユニークなイラストを米袋に手描きし陳列した。訪問者が児童の呼びかけに応じ次々と買い求めた。
児童の石原冴さん(11)は「たくさんの人に買ってもらえるように小袋にかわいく絵を描いた」と話し、内田颯助さん(10)は「農家さんの大変さが分かった。いっぱい買ってもらってうれしい」と笑顔だった。
(景山達登)













