宮崎謙介氏のＸの投稿
「ＪＲ鳥取駅前に活気がない」と自身のＸ（旧ツイッター）で投稿し、石破茂前首相（衆院鳥取１区）の政治力を批判して物議を醸した元衆院議員の宮崎謙介氏が鳥取県入りし、９日に平井伸治知事が現地で案内することになった。平井知事が「招待したい」と投げかけており、宮崎氏が応じた。
県によると、６日に宮崎氏側から「（鳥取の実情について）勉強したい」との電話が県にあった。宮崎氏は家族３人で自費で来県。境港市の水木しげるロードで平井知事から直接、案内を受ける。その後、北栄町出身の漫画家・青山剛昌さんの人気作「名探偵コナン」ゆかりのスポットがある同町のコナン通り、倉吉市の白壁土蔵群、鳥取市の鳥取砂丘を訪れる。
宮崎氏は１日、初めて鳥取に行った感想について、石破前首相の地元でありながら「鳥取駅前の活気のなさ、インフラ整備がなされていないことから、政治家の力がないことを実感してきた」と投稿した。
これに対し、平井知事は５日の定例会見で「駅前を見て百を知った気分にならず、砂丘に行くなど全県を見てほしい」と述べ、現地を案内する考えを示していた。
宮崎氏は自民党公認で衆院選に２回当選し、辞職している。
（岸本久瑠人）
