高市早苗首相が10月下旬、トランプ米大統領と初会談した。「首脳会談に失敗なし」と言われるように、日米首脳会談は外交当局により周到に準備される。その役割は実質的な討議の場から、より象徴的な舞台に変わりつつある。会談は今後も「成功」し続けるのか。日米首脳会談の歴史に詳しい帝京大の山口航准教授(40)に聞いた。(共同通信=山上高弘)
▽信頼構築・交渉の場
首脳会談には本来、信頼構築や交渉の場としての「実質的機能」があります。今日においては官僚レベルですでに議題解決に向けた調整が終わっている場合が...













