来年6月の任期満了を控える新潟県の花角英世知事が東京電力柏崎刈羽原発6、7号機(同県柏崎市、刈羽村)の再稼働を容認すると表明した。県民の賛否が割れる中での決断には、知事選での争点化を避けようとした狙いが透けて見える。地元同意手続きはヤマ場を越え、東電は6号機を来年1月にも再稼働させる構えだ。政府も原発の最大限活用を掲げるが、原子力政策には課題が山積している。

 ▽火中の栗

 「エネルギー情勢などを...