新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、政府に医療政策の充実を求める街頭活動が5日、松江市内であった。医療、福祉の現場で働く約30人の関係者がプラカードを掲げ、保健所スタッフや医療従事者の増員、生活保護の充実といった政策を求めた。
全国労働組合総連合、中央社会保障推進協議会などが呼び掛ける「いのちまもる緊急行動・全国一斉蜂起」の一環で実施。松江市内では、しまね労連(母衣町)など30団体が参加した。
市内の商業施設前で「いのち優先 感染防止に全力を」「患者も医療従事者も安心できる医療を」などと書かれたプラカードを持って並んだ参加者は、長時間労働の常態化や慢性的な人員不足といった現場の窮状を訴え、道行く人々に「『暮らしを守れ』『命を守れ』と声を上げましょう」などと呼び掛けた。
しまね労連によると、緊急行動は5日、全国36都道府県で一斉に行われた。
(古瀬弘治)