娘が通う保育園では「冬でも薄着がいい」と言われます。雪が降っていても「半袖肌着+トレーナー」が推奨され、ズボンも裏起毛のものは避けるよう言われます。保育園の中は温かいからなのかもしれませんが、子どもは薄着でも大丈夫なのでしょうか。
各保育園で特色があり、考え方がさまざまですので一概には言えませんが、まずは医学的な観点で検討してみたいと思います。
子どもは大人と比較して、体温調整機能が未熟です。そのため、暑さにも、寒さにも弱いことになります。薄着をすると、大人よりも冷えやすく、冷えすぎると免疫力が落ちてしまい、風邪をひきやすくなります。
逆に厚着をしすぎると、大人よりも熱がこもりやすいです。これは、環境的なことも考慮する必要があるので、保育園の室内温度が高いか低いかも同時に考える必要があります。室内が温かいのであれば、裏起毛は不要でしょう。熱がこもってしまいますからね。逆に室内が寒いなら、裏起毛は必須かもしれません。ですので、環境条件をまずは確認してみてください。
別の観点にはなりますが、昔から「子どもは風の子」とよく言います。これは「元気な子が薄着で走り回っている」というものであって、「薄着で走り回っていたら元気になる」という意味ではありません。
この点も考慮すると、やはりケース・バイ・ケースで、「薄着がいい」で決め打ちするのは少々乱暴な気もします。ただ、それが保育園の方針で、それを選んで預けられるのはアリだと思います。考え方が合わないのであれば、別の園を選択された方がいいかもしれません。それぞれの保育園の特色と、その子の特色、親御さんの考え方で、選定していただければと思います。












