小3男子、小1女子を育てています。妹は勉強も運動も得意ですが、兄はいまいち。優しく穏やかで良い部分もたくさんあるのですが、目に見える成果(テストの点や足の速さなど)が少ないために、周りもつい妹ばかりを褒めてしまい、兄が自信を失っています。親としてどう接すれば良いでしょうか。
きょうだいでも、得意なことが違うことってありますよね。どう接すればいいのか、迷う親御さんのお気持ち、よく分かります。2人を比較すると、妹を褒めることになってしまうと思いますので、少し視野を広げてみてはいかがでしょうか?
例えば、勉強について視野を広げてみると、世の中には天才がたくさんいるはずです。運動についても同様です。妹の比較対象を「兄」ではなく「世の中の天才たち」にしてみると、妹もまだまだ、ということになるのではないでしょうか。
兄は自信を失っているとのことですが、親も本人も「妹と比較すること」をまずはやめた方がいいと思います。もし、妹がオリンピックで金メダルを取るような運動神経の持ち主なら、兄だけではなく、全ての人が劣等感を感じるでしょう。だから、何事も「同じ土俵で比較しないこと」が大切だと思います。
誰もが自分の長所を自分で見つけ、それを広い視野で客観的に評価してみることが大切です。すると、身近な人と自分を比較することには、あまり意味がないことに気付くでしょう。
きっと妹と兄は、別の世界で生きていくことになると思います。それぞれで壁にぶつかり、それぞれで悩み、大人になっていくんだと思います。
親としては、妹と兄を「セット」で考えるのではなく、別々にサポートしていくことがポイントだと思います。周りは2人を比較してくるかもしれませんが、そこに大した意味はないですので、重く受け止めず、さらっと流してしまいましょう。












