山陰両県の対象施設で宿泊料割引を受けられる「WeLove山陰キャンペーン」について島根県は9日、9月末までとしていた事業期間を、12月末まで延長すると発表した。新型コロナウイルスの感染拡大で、キャンペーンは現在停止中だが、今夏の豪雨で被災した市町村の施設を利用した場合は、お土産などが買えるクーポン券の配布枚数を増やすなどてこ入れし、再開後の観光需要を喚起する。
キャンペーンは島根、鳥取両県民が山陰の対象施設に泊まる際に宿泊代の半額(上限5千円)を割り引く。
豪雨で被災した松江、出雲、安来、江津、雲南の5市と、飯南、川本、美郷、海士、西ノ島、知夫、隠岐の島の7町村の施設に泊まると、通常は宿泊料によって1千円か2千円分もらえるクーポン券が2倍となる。
例えば、被災地に1万2千円のプランで宿泊した場合、5千円の割引と4千円分のクーポン券をもらえる。クーポン券は、島根県民のみ対象。
キャンペーンの再開時期は、感染状況を見極めて判断する。 (曽田元気)