25/12/29付オリコン週間ストリーミングランキング(集計期間:2025年12月15日~21日)では、米津玄師の「IRIS OUT」が週間再生数1131.3万回(前週比1.7%減)を記録し、男性ソロアーティスト初となる14週連続1位を獲得。自身の持つ男性ソロアーティスト歴代1位の「連続1位獲得週数」記録を今週も塗り替えた。週間再生数は、9/29付の初登場から14週連続で1000万回超えの超高水準をキープ。累積再生数を2億7809.9万回に伸ばした。米津は大みそかの『第76回NHK紅白歌合戦』(以下、紅白)で同曲を初パフォーマンスすることが決定した。
【週間総再生数グラフ】ミセス独走 back numberが追う Vaundyも上昇
2週連続2位はHANAの新曲「NON STOP」(週間再生数638.8万回/前週比28.4%減)。累積再生数を2073.8万回に伸ばした。2ndシングル「Blue Jeans」(週間再生数544.3万回/前週比5.0%減)は前週の6位をキープ。累積再生数は1億9815.7万回となった。初出場の紅白では、11位(前週9位)のデビュー曲「ROSE」(累積再生数2億5658.6万回)を披露することが決定している。
3位(前週5位)には、「オリコン年間ランキング2025」の作品別売上数部門ストリーミングランキングで期間内再生数4億7824.5万回を記録し、堂々1位に輝いたMrs. GREEN APPLE「ライラック」(週間再生数592.4万回/前週比2.2%増)が浮上。登場89週にして通算85週目のTOP5入りとなり、自己最多の累積再生数を8億3993.3万回に伸ばした。3年連続3回目の出場となる紅白では、今年いっぱいで完結する「フェーズ2」最後の新曲「GOOD DAY」を披露することが決まっている。
4位(前週3位)はBE:FIRSTの新曲「街灯」(週間再生数583.1万回/前週比22.5%減)。前週の初登場から2週連続でTOP5をキープし、累積再生数を1335.9万回とした。8位にはBE:FIRSTの「夢中」(週間再生数519.3万回/前週比5.3%増)が2週ぶりにTOP10入り。累積再生数は1億6111.7万回となった。同曲は『日本レコード大賞』で大賞候補となる優秀作品賞を受賞。4年連続出場となる紅白でも同曲を披露することが決まっている。
毎年12月にTOP10に返り咲くback numberのクリスマス定番曲「クリスマスソング」が5位(前週8位)に浮上。12月15日放送のTBS系『CDTVライブ!ライブ!』で披露した効果もあり、週間再生数は前週比10.6%増の578.5万回に。25/1/6付以来51週(=約1年)ぶりにTOP5に返り咲き、累積再生数を4億5752.5万回に伸ばした。3年ぶり2回目の出場となる紅白では、「どうしてもどうしても」「水平線」の2曲を披露する。
7位(前週4位)は、米津玄師,宇多田ヒカル「JANE DOE」(週間再生数540.7万回/前週比8.1%減)。13週連続でTOP10をキープし、累積再生数は1億2281.8万回となった。
9位(前週12位)はM!LKの「好きすぎて滅!」(週間再生数506.4万回/前週比6.9%増)。初出場の紅白ではブレイク曲「イイじゃん」を披露することが決まっているが、12月16日放送のNHK総合『Venue101』紅白SPECIALでは現在SNSでバズっている「好きすぎて滅!」を披露したことを受けて再生数が増加。2週ぶりにTOP10返り咲き、累積再生数を4607.2万回に伸ばした。
10位(前週7位)は、「オリコン年間ランキング2025」の作品別売上数部門で2年連続史上最多6冠を達成したSnow Manのデジタルシングル「カリスマックス」(週間再生数489.9万回/前週比9.2%減)。忘年会の盛り上げ曲としても一役買っている同曲が2週連続TOP10入りし、累積再生数を6871.8万回に伸ばした。
■back numberが総再生数5000万回超え Vaundyは情熱大陸効果で上昇
アーティスト別TOP500ランクイン楽曲数と再生数は、今週もMrs. GREEN APPLEが堅持。ランクイン数は前週比2曲増の36曲、総再生数は6502.1万回(前週比2.9%増)だった。
2位(前週2位)のback numberは、27曲(前週比±0)がランクイン。総再生数をじわじわ増やして5082.8万回(前週比4.0%増)に達し、週間5000万回の大台を超えた。前出の『CDTVライブ!ライブ!』で披露した「クリスマスソング」「ヒロイン」の2曲が今週も牽引した。
3位(前週3位)のHANAはランクイン数10曲(前週比±0)、総再生数は3193.8万回(前週比12.1%減)に。4位(前週4位)の米津玄師はランクイン数16曲(前週比±0)で総再生数は3193.1万回(前週比3.9%減)、5位(前週7位)のVaundyは、12月14日・15日にMBS・TBS系『情熱大陸』で2夜連続特集、同14日の番組放送前には『日曜日の初耳学』にも出演し、再生数が軒並み上昇。ランクイン数20曲(前週比+3)、総再生数1962.9万回(前週比16.1%増)と大幅増となった。
■CANDY TUNE、自身初の累積1億回突破 レコ大、紅白でも披露へ
CANDY TUNEの「倍倍FIGHT!」(2024年4月24日配信開始)の累積再生数が1億165.8万回に達し、自身初となる累積1億回を達成した。
アソビシステムのアイドルプロジェクト「KAWAII LAB.」から誕生したCANDY TUNEは、村川緋杏、桐原美月、福山梨乃、小川奈々子、南なつ、宮野静、立花琴未からなる7人組。ホイッスルから始まるイントロに合わせたキャッチーな振り付けがTikTokを中心としたSNSでバズを生み、CANDY TUNEのブレイク作となった。
12月30日放送のTBS系『第67回 輝く!日本レコード大賞』では、大賞候補の優秀作品賞受賞曲として同曲をパフォーマンスすることが決定。初出場となる大みそかの紅白でも披露することから、さらなる伸びが期待できそうだ。
■CANDY TUNE喜びのコメント(動画)
――『倍倍FIGHT!』がオリコン週間ストリーミングランキングにおいて、自身初の累積再生数1億回突破作品となりました。
【福山梨乃】1億回ってどのレベルですか!?というくらい果てしなく大きい数だということだけが分かるんですけど、それだけたくさんの方に『倍倍FIGHT!』が届いたことや、聴いていただけて元気をもらってもらえたことが、とってもとってもうれしいです!本当に「倍」(というフレーズ)の数が大変なことになっちゃうんじゃないかっていうくらい、お届けできてハッピーでございます。ありがとうございます!
【全員】ありがとうございます!
――改めて「倍倍FIGHT!』は、CANDY TUNEの皆さんにとってどのような楽曲になりましたか?
【桐原美月】もともと「倍倍FIGHT!」は、“私たちがデビュー1周年の時に私たちCANDY TUNEのこともファンの皆さんや世界中の方々も応援できるような楽曲”…をということでプロデューサーの(木村)ミサさんからいただいた楽曲です。本当にそのとおりになったなと思っていて、世界にたくさん届いて皆さんのことも応援できたと思うし、私たちも本当に「倍倍FIGHT!」に救われた年になったなと思います。
――大みそかの『NHK紅白歌合戦』初出場決定、『第67回輝く!日本レコード大賞』で優秀作品賞を受賞されるなど飛躍を遂げた1年となりましたが、今後の目標をお聞かせください。
【村川緋杏】成し遂げたい夢は山ほどあるんですけど…今回は(「倍倍FIGHT!」が)1億回再生を突破したと聞いたので、倍の倍の倍で来年は1000億再生目指して頑張ります!
――リスナーや応援してくださっている皆さんへメッセージをお願いします。
【小川奈々子】あめちゃん(※ファンの総称)の皆さん!いつもCANDY TUNEの曲を聴いてくれてありがとうございます!
【全員】ありがとうございます!
【小川奈々子】あめちゃんのみんなが“いつもCANDY TUNEの曲を聴いて元気になってるよ!”というのを聞いて、私たちも元気になっていて、これは、幸せのループだと思っているので2026年も毎日CANDY TUNEの曲を聴いて一緒に幸せになりましょう~!
■aiko「花火」、自身初の累積2億回突破
aikoが1999年に発表した「花火」(2020年2月26日配信開始)の累積再生数が2億46.7万回に達し、自身初の累積2億回を突破した。
aikoの代表曲の1つとなっている「花火」は、1999年8月にCDシングルとしてリリース。登場8週目の1999/10/4付週間シングルランキングで自身初のTOP10入りを記録した。
■Mr.Children「Sign」 通算4作目の累積1億回超え
Mr.Childrenが2004年に発表した「Sign」(2018年5月10日配信開始)の累積再生数が1億67.0万回に達し、「HANABI」「名もなき詩」「innocent world」(達成順)に続き、通算4作目となる累積1億回を突破した。
同曲は、2004年4月期に放送された主演・妻夫木聡、ヒロイン・柴咲コウのドラマ『オレンジデイズ』(TBS系)の主題歌として、桜井和寿が書き下ろし。同年6/7付週間シングルランキングで初登場1位を獲得し、累積77.4万枚を売り上げた。
■乃木坂46、自身初の累積1億回超え 西野七瀬の卒業シングル
乃木坂46が2018年に発表した通算22枚目シングル「帰り道は遠回りしたくなる」(2018年11月7日配信開始)の累積再生数が1億14.3万回に達し、自身初の累積1億回を突破した。
当時のエースの一人で、本作をもってグループを卒業した1期生・西野七瀬がセンターを務めたシングル。同期の若月佑美のラストシングルでもあり、2018/11/26付週間シングルランキングで初週ミリオン(106.3万枚)を達成した。
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