毎年のことながら言葉選びの巧みさに感心してしまう。住友生命保険が募集する、漢字4文字で一年を振り返る「創作四字熟語」。昨年末に発表された2025年の最優秀作は『古(こ)米(まい)奮(ふん)闘(とう)』(元ネタは孤軍奮闘)だった。
コメ価格高騰対策で備蓄米を放出し、増産路線も打ち出したのが、石破茂政権の小泉進次郎農相。ところが、小泉氏との『二者高市』(二者択一)を制し、『女新総誕』(臥薪嘗胆)で女性初の自民党総裁、そして首相に就いた高市早苗政権の農相は増産に否定的。再上昇する米価はどうなるやら。
少数与党による政権運営の『少数政営』(少数精鋭)が続く自民党は、公明党の連立離脱に伴う『公維継承』(王位継承)で日本維新の会を連立政権に迎えた。首相は維新から連立入りの条件に提示された衆院議員定数の削減に前のめりだが、有権者が求めているのは「政治とカネ」問題への対応だろう。
50編の入選作の中に『順風餡包』(順風満帆)を見つけた。「アンパンマン」で有名な漫画家やなせたかしさん夫婦をモデルに、25年度上期に放送されたNHKの朝ドラ『あんぱん』の人気を表している
そこで負けじと四字熟語の創作に挑戦してみた。“馬化当富”(馬耳東風)はどうか。午(うま)年の26年、『あんぱん』に続く朝ドラ『ばけばけ』がヒットし、舞台の松江や山陰両県のゆかりの地に大勢の観光客が訪れる。入選にはまだまだ実力不足か。(健)













