下黒田遺跡で出土した備前焼のつぼを見る来館者ら=松江市大庭町、八雲立つ風土記の丘
下黒田遺跡で出土した備前焼のつぼを見る来館者ら=松江市大庭町、八雲立つ風土記の丘

 松江市大庭町の八雲立つ風土記の丘で、茶臼山(松江市山代町)の西南麓で見つかった遺跡や遺物から、古代出雲以降の繁栄を紹介する企画展が開かれている。3月2日まで。

 奈良時代に編さんされた出雲国風土記で、茶臼山は「神名樋野(かんなびぬ)」と記され、神聖な場所とされてきた。西南麓は台地が広がり、近年、バイパスの建設工事などに伴う発掘調査が続いている。台地の周辺から流れ込んだ遺物がたまり、古代の皿や杯のほか、中世の青磁や古瀬戸の大皿といった高級品が見つかった遺跡もある。

 また、下黒田遺跡(同市大庭町)で発掘された16世紀の備前焼のつぼには、もみ殻や人毛、和鏡などが丁寧に納められ、地鎮のために使われたとみられるという。高屋茂男所長(52)は「古代で終わらず、人々の営みが続いていることが分かる」と説明した。

 午前9時~午後5時。入館料は一般200円、大学生100円、高校生以下無料。火曜休館。

 (森みずき)