「レトルトの持ち込みは禁止です」

 東京都調布市の永峰玲子さん(47)は家族で訪れた飲食店で、初めて「ノー」を突きつけられた日のことを鮮明に覚えている。長女楓音さん(16)は重度のてんかん性脳症「大田原症候群」で、食べ物をのみ込む力が弱い。そのため、流動食のレトルト食品を持参したが、持ち込みを断られたのだ。

 食べ物をかむ力や、のみ込む力が弱い「摂食嚥下障害」の子どもとの外食。店側から、形やとろみを調整した嚥下食の持ち込みや料理の加工を断られることは珍しくない。入店を諦めざるを...