【米子】弓浜絣(がすり)と伯州綿の製品を集めたフェアが15日、米子市西福原2丁目の米子しんまち天満屋で始まった。20日まで、着物の反物やマスクなど山陰両県の12事業者が約70種類の商品を並べる。
会場となる館内のセレクトショップ「とりくもびいき」では、絣音(かすりを)工房(鳥取県伯耆町吉長)が、ウリをデザインした着物の素材となる長さ13メートルの反物を披露した。南家織物(境港市外江町)は、弓浜絣のマスクにチョウやエビといった縁起物の意匠をあしらった。花模様のコースターや、柔らかな伯州綿100%の布団も目を引く。
フェアは、鳥取大が取り組む産学官金連携プロジェクト・伯州綿利活用研究会が主催。研究会の稲賀すみれ代表は「伝統工芸品から実用品までぜひ手に取って触れてほしい」と呼び掛けた。
開館時間は午前10時~午後7時。最終日は午後5時まで。19日は伯州綿の酵母菌を使った中華まんが、150個限定で販売される。
(柴田広大)