「人のさいご」展を企画した訪問看護師の長谷川沙希さん(左)と古津三紗子さん=出雲市斐川町直江、ひかわ図書館
「人のさいご」展を企画した訪問看護師の長谷川沙希さん(左)と古津三紗子さん=出雲市斐川町直江、ひかわ図書館

 【出雲】訪問看護の現場で多くの人の最期に立ち会ってきた出雲、雲南両市の看護師2人による人生の終わりから「生き方」を見つめる展示「人のさいご」展が20日、ひかわ図書館(出雲市斐川町直江)で始まる。誰にでも訪れる命の終わりを、自分のこととして考えるきっかけにしてほしいと願う。3月25日まで。

 展示をするのは訪問看護師歴10年の長谷川沙希さん(42)=雲南市加茂町加茂中=と、古津三紗子さん(40)=出雲市塩冶町。「人の最期から学べることは多い。それを共有しないのはもったいない」と企画した。

 島根県内の山奥で1人暮らしの90代男性の日常を写真と文章で紹介するほか、医師や看護師ら12人に聞いた「最期に寄り添う中で学んだこと」を展示する。「自分の人生をどんな一言で締めくくりたいか」など六つの問いを用意し、来場者が付箋に自分の思いを書いて張ることもできる。

 古津さんは「亡くなる瞬間には、その人がどう生きてきたのかが表れる」と話し、長谷川さんは「タブー視されがちなテーマだが、悲しいだけではない。問いを通じてお互いに学び合える場になればいい」と期待した。

 午前10時~午後7時。入場無料。月曜休館。24~28日は臨時休館する。

 (今井菜月)