―「地域一番店」というテーマを掲げています。
全国で見ると大規模な靴店は数多くあり、規模の大きさではなく「地域で一番必要とされる店」で勝負したいと考えています。売り場の広さや品ぞろえも大事ですが、地域のお客さまをどれだけ理解し、満足していただけるかが、最も差別化できるポイントです。
―効率化の時代に、あえて「サービスの属人性」を高めることを重視しています。
部分的な効率化は必要ですが、それを優先しすぎると当社らしさが失われ、結果的に大規模店との価格競争になってしまいます。お客さま一人一人に合わせた提案や細かな気配りには、AIではなく人の力が必要です。
―ここ数年「提案力の強化」に力を入れてきました。
靴だけでなくインソールやシューケア用品まで含めて提案することでお客さまの満足度は変わります。例えば2千〜3千円のインソールも、スタッフが実際に使って良さを実感し、体験をもとに提案した結果、1カ月で約1万個を販売した月もあります。調べれば情報はいくらでも出てきますが、靴は専門知識なしで選ぶのが容易ではありません。自分に合う靴が分からず、仕方なく履いている方も多くいらっしゃいます。だからこそ対面で悩みを聞き、その場で提案できることが実店舗ならではの価値だと思っています。
―方針は一つでも、方法は各店で異なります。
2025年に広島でスタートしたフランチャイズ事業は自社業態とは異なる売上の波があり、大きな学びがありました。また、今後は実店舗に来店されるお客さまの減少も考えられ、これまで以上に各店舗がどの客層に、どんな挑戦をするのかを見極め、戦略を練る必要があります。会社としての大きな方針はありますが、全店舗に一律に当てはまるわけではありません。お客さまを最も知る現場の声に重きを置き、試行錯誤を繰り返しながら、地域に寄り添う「地域一番店」を目指します。

若いうちは様々な経験を積むことが大切です。何事にも臆する事なくチャレンジしてください。その経験が、自分自身やお客様へ繋がると思います。 我々は、靴の販売を通して、地域のお客様に必要とされる企業であり続けるよう、改善・進化しています。変化を恐れず、常に進化し続けられる気持ちを大切にしてください。

渡部正樹=島根県松江市出身(42歳)2025年11月に現職に就任。
休みが出来ると家族で旅行に行く事が多く、初めて行く場所や美味しい料理などを堪能する事が楽しみです。













