『本好きの下剋上 領主の養女』キービジュアル(C)香月美夜・TO ブックス/本好きの下剋上製作委員会2026
『本好きの下剋上 領主の養女』キービジュアル(C)香月美夜・TO ブックス/本好きの下剋上製作委員会2026

 テレビアニメ『本好きの下剋上』が10日、公式Xを更新。現在放送中の『本好きの下剋上 領主の養女』(毎週土曜 後5:30 日本テレビ系ほか)オープニング映像において、生成AI使用が発覚し、あす放送の第2話より映像を差し替えることを発表した。あわせて、制作会社であるウィットスタジオは公式ホームページで経緯を説明し、謝罪した。

【X投稿】『本好きの下剋上』生成AI使用発覚でOP映像差し替え

 アニメ公式Xでは、「【おしらせ】TVアニメ『本好きの下剋上 領主の養女』オープニング映像に関するご報告とお詫び」とし、文書を投稿。「このたび、本作のオープニング映像の一部カットの制作工程において、生成AIを使用した素材が含まれていた事実が、制作会社である株式会社ウィットスタジオからの報告および確認の結果、判明いたしました」と報告。

 続けて「本件を受け、本製作委員会では株式会社ウィットスタジオと協議のうえ、以下の対応を進めてまいります」とし、「第2話より、該当箇所を修正したオープニング映像に差し替えて放送いたします。また、すでに放送および配信が行われている第1話につきましても、第2話放送後より順次、修正版のオープニング映像へ差し替え対応を行ってまいります。 Blu-ray BOX と DVD につきましては、差し替え対応により発売日が変更になる場合は、別途ご案内させていただきます」と伝えた。

 また「本件に関し、ネット上などに多数の様々なご意見が寄せられたことにより、作品を楽しみにしてくださっている視聴者の皆さま、ならびに原作者をはじめとする関係者の皆さまに、多大なるご心配とご迷惑をおかけしましたことを、製作委員会として深くお詫び申し上げます」と謝罪。「今後は、株式会社ウィットスタジオと連携のうえ、制作体制の確認および再発防止に努めてまいります。今後とも TV アニメ『本好きの下剋上 領主の養女』を何卒よろしくお願い申し上げます」と締めくくった。

 アニメーション制作を担当しているウィットスタジオは、「TVアニメ『本好きの下剋上 領主の養女』オープニング映像に関するご報告」と題し、経緯を説明。「弊社制作のアニメ『本好きの下剋上 領主の養女』(以下「本作品」といいます。)に関し、2026年4月4日後にいただいた反響を踏まえ、オープニング映像を含めた本作品の制作工程の調査を実施いたしました。その結果、オープニング映像の一部カットの制作工程において、生成AIの使用されていた事実が確認されました」と報告。

 確認された事実関係について、「本作品第1話オープニング映像の一部カット(以下「本カット」といいます。)の背景美術の制作工程において、素材の作成に生成AIが使用されておりました」とし、今後の対応として、「描き直し作業 本カットの背景美術について、描き直しを行います」、「完成版への映像差し替え 第2話より、当該背景美術素材を用いた完成版オープニング映像への差し替えを行います」と発表した。

 さらに「弊社として、映像制作に関する新技術には常に関心を持って動向を注視しておりますがこれまでのところ、本作品を含めた弊社作品の映像制作に生成AIを使用することは、原則(※)として認めておりません」と説明。続けて「にも関わらず、今回の事態に立ち至りましたのは、偏に弊社の制作管理および検品体制の不備に起因するものであり、一連の事態に対する管理責任を重く受け止めております。本作品の制作会社として、ファンの皆さま、原作者をはじめとした関係者の皆さまに対し、お詫び申し上げます」と謝罪した。

 「なおこれまでのところ、本作品につきましては本カットを除き、生成AIの使用は確認されておりません。また、上記事実関係に本作品の美術監督及び背景制作会社であるNAM HAI ARTは何ら関与されていない旨、申し添えます」と加えた。

 最後に「本件を契機として、改めて制作工程に関するガイドラインを整備、管理体制を見直すことにより、再発防止に努めて参ります。何卒よろしくお願い申し上げます」と締めくくった。

 本作は、大切な家族や仲間を守るため、領主の養女・ローゼマインとして生きる道を選び、日々奮闘する姿を描くビブリア・ファンタジー小説『本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~』(香月美夜氏/TOブックス刊)を原作とした新作アニメ。

※ 例外として、技術検証を目的とした実験作品『犬と少年』