新型コロナウイルス関連の言葉
新型コロナウイルス関連の言葉

 文化庁は24日、2020年度の国語に関する世論調査の結果を公表した。新型コロナウイルスに関連して使われる言葉について尋ねたところ、「不要不急」「3密」「ステイホーム」などは6割以上が「そのまま使うのがいい」とした一方、「ウィズコロナ」は3割にとどまった。言葉の意味では「がぜん」「破天荒」を6割以上が本来と違う意味で理解していた。

 文化庁は「感染拡大で他にも『人流』といった耳慣れない言葉が広がっている。これほど多くの新しい言葉が日常生活で交わされるようになるのは、まれなことだ」と説明している。

 コロナ関連の言葉で「そのまま使うのがいい」が多かったのは、「不要不急」67・2%、「コロナ禍」66・8%、「3密」「ステイホーム」61・1%。「ウィズコロナ」は29・7%で、「説明を付けた方がいい」と「他の言い方がいい」を合わせると69・5%だった。

 年代別に「そのまま使う」の割合を見ると、「ステイホーム」や「ソーシャルディスタンス」などのカタカナ語は年代が上がるほど低くなる傾向があった。文化庁は「新型コロナは生命に関わるもので、場面や相手に応じて説明を加えるなど、伝え方に留意してほしい」としている。

 「がぜん」を本来の「急に、突然」と理解している人は23・6%で、本来と異なる「とても、断然」が67・0%。「破天荒」は、本来の「誰も成し得なかったことをすること」が23・3%で、「豪快で大胆な様子」が65・4%に上った。

 慣用句では、「わずかの時間も無駄にしない様子」を本来と異なる「寸暇を惜しまず」としたのが43・5%で、本来の「寸暇を惜しんで」38・1%を上回った。