簗に打ち上げられたアユを捕まえる子どもたち=島根県美郷町都賀西、江の川
簗に打ち上げられたアユを捕まえる子どもたち=島根県美郷町都賀西、江の川

 【美郷】島根県美郷町都賀地域のアユの伝統漁法「簗漁(やなりょう)」を体験するイベントが26日、都賀西の江の川であり、家族連れがアユをつかみ取りしたり、食べたりして楽しんだ。

 簗漁は傾斜を付けた簗と呼ばれる仕掛けで流れをせきとめ、落ちアユを打ち上げて捕らえる漁法。町民有志らで作る大和伝統漁業簗保存組合(中原美明組合長)が昨年、5年ぶりに復活させた。

 組合員が簗の近くで体長約20センチのアユを100匹放流。簗の上で待つ子どもたちは打ち上げられたアユを追いかけ、手でつかみ上げた。アユは塩焼きや、炊き込みご飯にして味わった。

 大和小学校5年、穂積虹輝君(10)は「アユを捕まえたらざらざらヌルヌルしていた。簗漁はすごい発想だと思った」と話した。

 イベントは簗漁や江の川に関心を持ってもらおうと組合が初めて開き、町内の小中学生と保護者計48人が参加した。

 組合は30日まで、ウェブサイト・キャンプファイヤーで漁継続への支援金を募るクラウドファンディングを実施し、協力を呼び掛けている。    (佐伯学)