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ドラマ作品で「猟奇もの」が増加…なぜ“サイコスリラー”は人を魅了するのか? AIが発達しても変わらない人間への興味と畏怖

前クールのドラマ、成宮寛貴主演の『死ぬほど愛して』や志尊淳主演の『恋は闇』など、昨今、テレビドラマやアニメなどでサイコパス作品が数多く作られ、SNSでは考察合戦が繰り広げられている。さらにYouTubeでは、未解決事件や都市伝説から裏世界史まで、世界中の不条理な事件を扱った動画を配信する「あるごめとりい」も話題に。主催者のけんちゃんこと西江健司さんは、チャンネルの中でも特に人気なのは、サイコパスが引き越した事件だという。なぜ、「猟奇もの」と呼ばれるジャンルは人を惹きつけるのか、背景を探った。 【写真】サイコ気味な表情で怪演する志尊淳、血を流して倒れる女性の姿も ■犯人の生い立ちや心情にまで迫る動画作り「正義とか悪はその人の立場によって変わるもの」  サイコパス――小学館デジタル大辞泉によれば、「精神病質(その人格のために本人や社会が悩む、正常とされる人格から逸脱したもの)である人」とある。『サイコ』等のヒッチコック作品や『ジョーカー』『羊たちの沈黙』など、長年にわたり数多くのヒット映画やドラマで描かれてきた影響からか、殺人を繰り返すなど、常人には理解しがたいモンスターをイメージする人も多いだろう。  そんなサイコパスによる凄惨な事件からオウム真理教のような宗教事件まで、数多くの事件の裏側を掘り下げた動画を2019年より配信、現在129万人ものチャンネル登録者数を誇っている「あるごめとりい」の主催者で人気オンラインサロン「秘密結社あるごめとりい」を運営している西江さんによれば、数あるコンテンツの中でも特に猟奇的な事件を扱った動画に人気が集まっているという。  例えば、そのひとつに、417万回もの視聴を記録している『【実話】10才少女が全国指名手配の殺人鬼を追い詰めた…福岡の大事件・西口彰事件』がある。詐欺と殺人を繰り返し、5人を殺害した連続殺人事件を追った動画だ。  「あるごめとりい」が他の猟奇趣味的な番組と違うところは、単に実際に起きた事件を紹介するだけでなく、犯人の生い立ちや心情にまで迫り、解説していること。  「西口彰事件」では、家に尋ねてきた弁護士を名乗る男が指名手配中の連続殺人犯であることを見抜きながらも家に泊めることに決めた被害者家族の決断と行動、その後の犯人との交流、死刑執行前に犯人が遺族に残した言葉まで、事件の背景や、犯人と事件にかかわった周囲の人物の心理までを丹念に描いている。  その背景には、西江さんのチャンネル制作に対するこんなこだわりがある。  「事件を起こした直前からの短い時間軸でみると常人には理解しがたいサイコパスに見える犯人も、幼少の頃まで遡ると、いじめにあっていたりとか、親からネグレクトを受けていたりとか、何かしらそこに至る理由があることが多いんです。そこはしっかり見ていきたいし、さらに言えば正義とか悪ってその人の立場によって変わるもので、犯人にとってその犯罪は正義だったかもしれないこともある。もちろん犯罪は許されることではありませんが、なぜこんな事件が起こったのか、その裏側までしっかり見ていく必要があると思っていて、オンラインサロン「秘密結社あるごめとりい」では、より深い部分について会員の方々と質の高い議論を繰り広げています。また、国内の事件の場合、被害者遺族の方がいらっしゃいますし、まだ判決が出ておらず断定的な言い方ができない場合もありますので、事件は慎重に選んで動画制作をしています」  YouTubeの規制が厳しくなり、表現の幅に限界を感じ始めた西江さんは、現在オンラインサロンで「より真実に近い情報を伝えられる場所を作りたい」と活動している。話題がセンセーショナルなだけに、議論がヒートアップしてしまうこともあるという。しかし、あえて主催している西江さんを介さない、参加者同士が自ら盛り上がり、“N対Nのコミュニケーション”ができる場こそ西江さんが求めていたものだった。  「サロン内のコンテンツは、事件の背景や犯人の生い立ちなどをより丁寧に解説します。それを聞いて、『犯人の気持ちもわかる』という人もいれば、『だとしても人を殺すのは違う』という人もいて、活発な議論が生まれています。ただ、発言者個人に対する人格否定は禁止していて、発言の自由は担保しつつも、みんなの心理的安全性は守れるように運営しています」 ■「サイコパスがカジュアル化」若者を中心に気軽に使われる造語“パスみ”の解釈は?  最近では、猟奇的な題材を扱うドラマやアニメも大盛況だ。前クールのテレビドラマでは成宮寛貴主演の『死ぬほど愛して』や志尊淳主演の『恋は闇』、今クールは安田顕・水上恒司主演の『怪物』とサイコパスが出てくるドラマがズラリ。放送後にSNSで考察合戦が繰り広げられるなど、ドラマファンの間で盛り上がりを見せ、日常のなかで以前よりもカジュアルに“サイコパス”という言葉が使われつつある。  サイコパスと聞くとまさにモンスターとしか言いようがない犯人像が浮かぶが、とはいえ自分の身の回りを眺めてみても、わかりやすくモンスターの顔をした人など見当たらない。サイコパスの特徴は、「良心が欠如している」「他者に冷淡で共感しない」「慢性的に平然と嘘をつく」「行動に対する責任がまったく取れない」「罪悪感が無い」「自尊心が過大で自己中心的」「口が達者で表面は魅力的」などと言われているが、これらの特徴に当てはまる片鱗を見せる人は、意外と周りにいるのかもしれず、それを裏付けるように、現在はサイコパス度を測定するサイコパス診断がネット上に多数存在する。ネットでは「ヤバい人」を表す造語として「パスみを感じる」「パスっている」など、気軽に書いてしまうケースも。  この「パスみ」という言葉に関しては、「本来のサイコパスの意味より軽くとらえて、使っている人が多いと感じている」と西江さん。  「誰にでもある、“ヤバい”部分。これを自分の免罪符として使っている側面があるのではないでしょうか。今、サイコパスは猟奇殺人のような犯罪者を意味する重いサイコパスと、自己中心的とかちょっと性格的に難があるくらいの軽いサイコパスの2面性がある単語になりつつある気がします」 ■自分の横にもいるかも? 観る人を惹きつけるドラマのサイコパス像「AIが発達しても人の人への興味は変わらない」  サイコパスという言葉を軽い意味で使う人もいる一方で、翻って考えてみれば、会社の隣の席に座る自分勝手な同僚に一瞬の殺意を覚えたり、好きな推しを誹謗するSNSに異常なまでに敵意を持ったりと、一歩間違えたら自分も普通ではない領域に踏み込むかもしれないと思うこともある。  また、現代はストーカー被害や連れ去りなど理不尽な犯罪が取り沙汰され、そういった事件が身近に起きるかもしれない恐怖も相まって「あるごめとりい」の動画や映画・ドラマの中のサイコパスに関心を持つ人が多いのではないだろうか。  「これまでサイコパスを主軸とした映画やドラマを観尽くしてきた」と話す西江さんは、最近のサイコパスドラマの傾向を、「見るからに怪しい人が犯人だったというより、実は身近にいた目立たない人が犯人で、もしかして自分の横にもいるかも? というような怖さがある作品が多いと感じている」という。  「やはり人は人に興味があるのだと思います。視聴者から『勉強になりました』とか『自分もこういう状況にならないように気をつけようと思います』という声をよくいただくのですが、例えば恋愛ノウハウ系のコンテンツの人気を見てもわかりますけど、他人は自分の思い通りになりません。そんな中、少しでもその恋を成就させる確率を上げるための学びとして見ている人が多いと思うんです。僕たちのチャンネルも、防犯の学びとして見ている人もいれば、人間というものが知りたくて見ている人もいる。死ぬまで人は人と付き合っていくものですから、人への興味は古今東西変わらず、一定の需要があるものだし、今後、いくらAIが発達してもそれは変わらない気がします」  AIが台頭することで便利になる一方、対面での人との関りは減り、ますます人間関係が希薄になっていく――そんな時代になればなるほど、逆にまだ人間自身もよくわかっていない人間という存在を理解したいという欲求が高まっていくのかもしれない。 (取材・文/河上いつ子)...

『初恋DOGs』最終回 快の病院を守るため、一丸となって裁判へ向けて動き出す

俳優の清原果耶が主演、成田凌、ナ・イヌが共演する、TBS系火曜ドラマ『初恋DOGs』(毎週火曜 後10:00)の最終回が、2日に放送される。 【写真】キャスト14人を一挙紹介!清原果耶、成田凌、ナ・イヌ、深田恭子ら  本作は、清原演じる愛を信じないクールな弁護士・愛子と、成田凌が演じる動物しか愛せないこじらせ獣医・快の“愛犬”同士が恋に落ちたことをきっかけに始まるラブストーリー。2人の前に現れ、三角関係となる訳アリの韓国人御曹司・ソハを、日本のドラマ初出演となる韓国俳優ナ・イヌが演じる。TBSドラマチームと韓国の制作会社STUDIO DRAGONが初の共同制作を手掛けた。 ■最終回のあらすじ 個人事務所を設立するも、不安に押しつぶされそうになっていた愛子(清原果耶)のもとを突然訪れたソハ(ナ・イヌ)。ソハはウロアに戻り、愛子と快(成田凌)のために、本澤(岸谷五朗)とウロアグループが結託していたことを示す証拠となるビデオ会議の映像を入手し、日本へ戻ってきたのだった。 一方、相楽(森崎ウィン)との裁判に消極的だった快も、ソハの言葉で決意を固め、3人は快の病院を守るために一丸となって裁判へ向けて動き出す。 そんな中、ソハは快に、裁判が終わったら愛子に公私共に支え合うパートナーになってほしいとプロポーズをしようと思っていると告げる。快は複雑な思いを抱きながらも、愛子への気持ちを堪えて「応援する」とソハの背中を押すのだが…。...

増田貴久&城田優、実写化ドラマ『推しの殺人』出演 大学の同級生役「話題作に関われてうれしいです!」【コメント全文】

NEWS・増田貴久と俳優・城田優が、田辺桃子、横田真悠、林芽亜里がトリプル主演を務める読売テレビ・日本テレビ系新木曜ドラマ『推しの殺人』(10月2日スタート 毎週木曜 後11:59)に出演することが2日、発表された。 【写真】3人のアイドルを演じるトリプル主演たち  今作は、宝島社『このミステリーがすごい!』大賞文庫グランプリを受賞した、遠藤かたる氏の『推しの殺人』が原作。ドラマ版では、オリジナル要素も加えて全13話のスケールで送る。  主人公は、大阪で活動する問題山積みの3人組アイドル「ベイビー★スターライト」のメンバー。3人は“殺人”という罪を犯してしまうが、それを隠蔽してステージに立ち続けようと誓う。次々と襲うピンチ、それぞれが抱える壮絶な過去、そして「未解決連続殺人事件」にも巻き込まれていく。彼女たちに待ち受けるのは栄光か破滅か。人生と命を懸けたスリリングサスペンスとなる。  田辺は“あるトラウマ”をきっかけに感情を失い、ただ流されるように生きている高宮ルイ、横田は感情の揺れが激しくあらゆることにかみつく獰猛なリスのような性格の早川テルマ、林は恵まれた容姿でグループのセンターに抜てきされ、テルマから敵視される沢北イズミを演じる。  城田が演じるのは、テレビ番組にもコメンテーターとして出演する有名なマーケティング会社の社長である河都潤也。ルイと過去に出会っており、ルイにアイドルをやってみてはどうかとすすめためたのも河都だった。  城田は「“アイドル”と“殺人”という相反するキーワードが並ぶ企画がとても面白く、最初に台本を読んだ時から引き込まれました。スリリングで疾走感のある展開の連続を、ぜひ最後までお楽しみください」とコメントを寄せた。  増田が演じるのは、心優しき弁護士の矢崎恭介。河都とは大学の同級生で、河都に出資してもらい、今は小さな個人事務所を持つ。殺人の隠蔽という大きな罪を背負いながらも懸命にステージに立ち続けようとする女性たちの物語に、矢崎がどのように絡んでいくのか。  増田からは「めっちゃめっちゃ話題作に関われてうれしいです!盛り上げられるように頑張ります!」と意気込んだ。 【コメント全文】 ■増田貴久 あなたの推し、増田貴久がドラマ出ます!その名も『推しの殺人』。今、本読んでるけど、まだ全部読めてないっ!ヤバいっ!急げっ!→ダメな推し…。めっちゃめっちゃ話題作に関われてうれしいです!盛り上げられるように頑張ります! ■城田優 この度、ユニコーン企業の社長・河都潤也役を演じさせていただきます。『推しの殺人』は“アイドル”と“殺人”という相反するキーワードが並ぶ企画がとても面白く、最初に台本を読んだ時から引き込まれました。緊張と緩和が繰り返される中で、登場するキャラクターたちが、それぞれ秘めた過去や秘密を抱えており、パズルのピースが少しずつそろっていくような謎解きの面白さもあります。 次々と起こる事件、そして殺人を犯してしまったアイドルグループの行く末はいかに。スリリングで疾走感のある展開の連続を、ぜひ最後までお楽しみください。 ■中山喬詞氏(プロデューサー) このお二人が大学の同級生だったら、同じ音楽サークルに入っていたら、と想像してみました。なんだかとてもワクワクする魅力的なコンビだなと。どんな音楽を奏でていたのか、どんなくだらない話をしていたのか、どんな関係性の友達だったのかな、と。とにかくパワフルでエネルギッシュな俳優お二人に、心優しい弁護士と敏腕経営者を演じていただく。間違いなく今までにない役になると思います。 一見交わることのないように思える地下アイドルの彼女たちと彼ら。彼らにも“推し”がいるのだろうか…。それぞれの人生、それぞれの思いが予想だにしない形で交差していくストーリーは目が離せません。怒涛の展開をお楽しみに。...

『誘拐の日』最終話 ついに明かされる黒幕…予想だにしない衝撃の結末へ

俳優・斎藤工(44)が主演し、子役の永尾柚乃(8)と共演するテレビ朝日系ドラマ『誘拐の日』(毎週火曜 後9:00)の最終話が、2日に放送される。すべての謎がつながり、“黒幕”が明らかになる衝撃展開が待ち受ける。 【写真】笑顔で撮了!深澤辰哉、内田有紀らもクランクアップ  主人公・新庄政宗が、心臓病の娘・芽生(日下莉帆)の手術費用を工面するため、妻・汐里(安達祐実)に押し切られる形で、記憶喪失の天才少女・七瀬凛を誘拐するところから幕を開けた、『誘拐の日』。しかし、凛の両親である院長夫妻が何者かに殺害され、新庄は誘拐だけでなく殺人の容疑者として警察に追われるハメに。さらには、凛が自身の父・七瀬守(半田周平)が人工的に作りだした天才児であると判明。その研究“次世代知能開発プロジェクト”に出資する医学博士・水原由紀子(内田有紀)とシンガポールの投資会社“Zキャピタルズ”の責任者・ケビン福住(鈴木浩介)らに狙われ、2人は壮絶な逃亡劇を繰り広げてきた。  前回の第8話では、新庄&凛の“疑似親子バディ”がベテラン刑事・須之内司(江口洋介)と協力して事件の核心に近づいたのもつかの間、汐里の差し金により2人は引き裂かれ、新庄が県警捜査一課に逮捕されてしまうという残酷な展開に。別れを決断した新庄に「イヤだ…行かないでよ…最後まで一緒にいてよ!」と泣きじゃくる凛、そしてラスト、凛がついに新庄を「パパーー!」とよぶ声に、「うわぁぁぁんやばい泣ける」「凛ちゃんの心からの叫びが悲しくて切ない…」「涙止まらない…泣くなっていう方のが無理」などの反響が寄せられていた。  涙の別れから1週間…今夜の最終話では、凛が“最後の反撃”をする。新庄は逮捕され、須之内は新庄の逃亡を助けた容疑で取り調べを受けるという絶望的な状況の中、すべての記憶を取り戻した凛は復活した弁護士・山崎忠(深澤辰哉)とともに2人を救うべく、動きだす。  凛は誘拐を指示した張本人・汐里をおびき出し、大きな“賭け”に出る。「私が何を思い出したのか、これからぜんぶ教えてあげる」。凛は汐里との直接対決で、誘拐と殺人事件の真相を引き出せるのか?一連の事件の“黒幕”とはいったい誰のことなのか。あの“誘拐の日”に何が起きたのか、凛の両親殺害事件の全真相、真犯人の動機、30年前からからみあっていた因縁、初回からちりばめられていた伏線までが解き明かされていく。天才少女・凛と誘拐犯の妻・汐里の緊迫の駆け引きは、はたしてどう決着するのか。そして、全ての真相が明らかになった時、新庄と凛の運命は?ラストでは誰も予想だにしない結末が待ち受ける。...

吉岡秀隆、逃亡する容疑者役の野田洋次郎に恋心? RADWIMPSの曲も聞く「ずっと野田さんのことを考えていた」

俳優の吉岡秀隆(55)、高杉真宙(29)、森淳一監督が9月1日、都内で行われたWOWOW『連続ドラマW 夜の道標─ある容疑者を巡る記録─』の完成報告会に参加した。 【全身ショット】かっこいい!黒のジャケットスタイルで登場した高杉真宙  吉岡演じる平良正太郎は、野田洋次郎演じる2年間逃亡を続ける容疑者・阿久津弦を追う設定。吉岡は「ずっと阿久津を演じられる野田さんのことを考えていた。毎日、どこかで考えていた。RADWIMPSの曲を聞いて『あっ、こっちじゃない!』とか(笑)。恋に落ちているんじゃないかぐらい野田さんがどういうふうに阿久津を演じるんだろう、と。恐怖でもあるんですけどね」と振り返った。  そんな野田は残念ながらスケジュールの都合で完成報告会に参加できず。それでもコメントを寄せた。野田は「チーム全員で決して一筋縄ではいかない過酷だった撮影を乗り越え、ようやく皆さんに届けることができてうれしく思います」と明かした。潜伏シーンのつらさを語りつつ、「真冬での撮影。用意してもらった石油ストーブのある待機場所のイスからは森監督の背中がいつも見えていました。連日の撮影、簡単ではないシーンの連続に、その背中が日を追うごとに少しずつ疲弊し、小さくなっているように感じました。毎日、撮影が終わる度に『監督も少しは休まれてください』と声を掛けるのが日課になっていました」とウィットに富みながらも、優しさがこもり、各方面を気遣ったメッセージとなった。吉岡は「素晴らしいコメントですね。こういうことを言わなきゃいけないんだ、と反省をしました。感心しました。本当にいい人」とうなっていた。  ミステリー作家・芦沢央による小説(中公文庫)を連続ドラマ化。立場も境遇も異なる人々が、それぞれの想いを抱きながら事件、そしてその背後にある“社会の闇”と向き合う姿を描く社会派ミステリードラマ。点と点を丹念に紡いだ先に、想像を超える真実が待ち受けている。  物語の中心となるのは、1996年に起きた殺人事件。担当刑事・平良正太郎(吉岡秀隆)は、2年間逃亡を続ける容疑者・阿久津弦(野田洋次郎)の足取りと動機を追いながら、事件の真実に迫っていく。バラバラに見えた登場人物たちの点と点が、“ある容疑者”を巡ってつながるとき、思いもよらぬ“社会の闇”が浮かび上がる。さらに、容疑者・阿久津をかくまう同級生・長尾豊子(瀧内公美)。刑事・平良のバディで真相解明に奔走する若手刑事・大矢啓吾(高杉真宙)の二人が物語を大きく動かしていく。WOWOWで9月14日より放送・配信される(毎週日曜 後10:00、全5話※第1話無料放送)。...

高杉真宙、膨大なせりふ量に苦笑い 脚本読んで決意「今すぐ覚え始めよう」 転機は2歳?

俳優の吉岡秀隆(55)、高杉真宙(29)、森淳一監督が9月1日、都内で行われたWOWOW『連続ドラマW 夜の道標─ある容疑者を巡る記録─』の完成報告会に参加した。 【全身ショット】かっこいい!黒のジャケットスタイルで登場した高杉真宙  吉岡と高杉はバティを組んで刑事に。演じた大矢啓吾について高杉は「刑事に憧れて、やっと刑事になれた。刑事になる前は警察の別のところにいた。それなりに経験を積んでからやっと刑事になれた。正義感があふれて、あふれるばかりにから回ってしまったり」と説明した。  脚本を読んでの感想を問われると、高杉は苦笑い。代弁するように吉岡は「せりふが多いなと思ったでしょ」とにやりとし、高杉は「それはちょっとだけ」と同調する。膨大なせりふ量で、運転しながらひたすらしゃべり続けたという。高杉は「懐かしいですね。台本を読んだ時に『今すぐ覚え始めよう』と思いました」と笑っていた。  また、物語の舞台となる1998年が話題に。吉岡は「『北の国から’98時代』をやっていた。雪寒い中で芝居をさせられていた」とぶっちゃけて笑わせた。高杉は「僕は2歳です(笑)」としながらも「弟が生まれたのが98年。人生の転機ですね」とうまくまとめていた。  ミステリー作家・芦沢央による小説(中公文庫)を連続ドラマ化。立場も境遇も異なる人々が、それぞれの想いを抱きながら事件、そしてその背後にある“社会の闇”と向き合う姿を描く社会派ミステリードラマ。点と点を丹念に紡いだ先に、想像を超える真実が待ち受けている。  物語の中心となるのは、1996年に起きた殺人事件。担当刑事・平良正太郎(吉岡秀隆)は、2年間逃亡を続ける容疑者・阿久津弦(野田洋次郎)の足取りと動機を追いながら、事件の真実に迫っていく。バラバラに見えた登場人物たちの点と点が、“ある容疑者”を巡ってつながるとき、思いもよらぬ“社会の闇”が浮かび上がる。さらに、容疑者・阿久津をかくまう同級生・長尾豊子(瀧内公美)。刑事・平良のバディで真相解明に奔走する若手刑事・大矢啓吾(高杉真宙)の二人が物語を大きく動かしていく。WOWOWで9月14日より放送・配信される(毎週日曜 後10:00、全5話※第1話無料放送)。...

吉岡秀隆、子役から活躍も気づけは55歳 白髪姿でしみじみ「しょぼくれそうな男の気持ちがわかる年齢に」

俳優の吉岡秀隆(55)、高杉真宙(29)、森淳一監督が9月1日、都内で行われたWOWOW『連続ドラマW 夜の道標─ある容疑者を巡る記録─』の完成報告会に参加した。 【全身ショット】かっこいい!黒のジャケットスタイルで登場した高杉真宙  吉岡はWOWOWドラマに11年ぶりの主演で、平良正太郎という刑事を演じる。役作りについて「窓際のしょぼくれそうな男の気持ちがわかる年齢になってきたな、と」としみじみ。吉岡といえば、1981年から代表作である『北の国から』や『男はつらいよ』に出演。子役姿も印象的なだけに時間の流れを感じさせた。その上で「(高杉演じる)大矢に出会い、もう1度、正義というか情熱に火が付いた。役作りというよりは現場に行ってのライブ感。ああしよう、こうしようというよりも現場で生まれる空気感に重きを置きました」と振り返っていた。  ミステリー作家・芦沢央による小説(中公文庫)を連続ドラマ化。立場も境遇も異なる人々が、それぞれの想いを抱きながら事件、そしてその背後にある“社会の闇”と向き合う姿を描く社会派ミステリードラマ。点と点を丹念に紡いだ先に、想像を超える真実が待ち受けている。  物語の中心となるのは、1996年に起きた殺人事件。担当刑事・平良正太郎(吉岡秀隆)は、2年間逃亡を続ける容疑者・阿久津弦(野田洋次郎)の足取りと動機を追いながら、事件の真実に迫っていく。バラバラに見えた登場人物たちの点と点が、“ある容疑者”を巡ってつながるとき、思いもよらぬ“社会の闇”が浮かび上がる。さらに、容疑者・阿久津をかくまう同級生・長尾豊子(瀧内公美)。刑事・平良のバディで真相解明に奔走する若手刑事・大矢啓吾(高杉真宙)の二人が物語を大きく動かしていく。WOWOWで9月14日より放送・配信される(毎週日曜 後10:00、全5話※第1話無料放送)。...

『推しの殺人』全13話の壮大スケールで実写化 田辺桃子、横田真悠、林芽亜里がトリプル主演【コメント全文】

俳優の田辺桃子、横田真悠、林芽亜里が、読売テレビ・日本テレビ系新木曜ドラマ『推しの殺人』(10月2日スタート 毎週木曜 後11:59)でトリプル主演を務めることが1日、発表された。 【写真】3人のアイドルを演じるトリプル主演たち  今作は、宝島社『このミステリーがすごい!』大賞文庫グランプリを受賞した、遠藤かたる氏の『推しの殺人』が原作。ドラマ版では、オリジナル要素も加えて全13話のスケールで送る。  主人公は、大阪で活動する問題山積みの3人組アイドル「ベイビー★スターライト」のメンバー。3人は“殺人”という罪を犯してしまうが、それを隠蔽してステージに立ち続けようと誓う。次々と襲うピンチ、それぞれが抱える壮絶な過去、そして「未解決連続殺人事件」にも巻き込まれていく。彼女たちに待ち受けるのは栄光か破滅か。人生と命を懸けたスリリングサスペンスとなる。  田辺は“あるトラウマ”をきっかけに感情を失い、ただ流されるように生きている高宮ルイ、横田は感情の揺れが激しくあらゆることにかみつく獰猛なリスのような性格の早川テルマ、林は恵まれた容姿でグループのセンターに抜てきされ、テルマから敵視される沢北イズミを演じる。それぞれが壮絶な過去を抱え、さらに殺人の隠蔽という大きな罪を背負いながらも懸命にステージに立ち続けるという、“泥だらけで傷だらけ”な女性たちをトリプル主演で熱演する。  そして、ドラマ化発表にあたって、撮りおろしポスタービジュアルも解禁された。殺人という大きな罪を抱えながらも、自分たちが“奪われた”ものを取り返し、アイドルとして成り上がっていこうという決意と覚悟を秘めたルイ、テルマ、イズミ。3人の固い絆を示すように合わせられた指先には赤い血が滴り、これからスリリングなサスペンスが動き始めることを予感させる。 【コメント全文】 ■田辺桃子(高宮ルイ役) 私たちはいつから、仮面を持っていたんだろう。今作で、こんなにも淡くてあったかくて儚(はかな)い「ルイ」という小さな勇者を演じさせてもらえて光栄でしかありません。すり減った心が3つ、ある事件をきっかけに大きな渦に飲み込まれていきます。何が悪で何が真なのか、どれが仮面で、どれが本心なのか。コントラスト高めのヒューマンサスペンスになっているので、ぜひ楽しみにしていてください。 ■横田真悠(早川テルマ役) 私が演じるテルマは、3人の中で一番明るくて気も強いけれど、過去にはいろいろなことがあって虚勢を張っているようなところもある女の子なので、そういう点がだんだん分かってくるのが面白いかなと思います。 関西弁は本当に初めてで、練習を頑張っているところです。この間不安な中で本読みをやったんですが、皆さんが褒めてくださってちょっと勇気が出たところなので、もっと練習して撮影を迎えられたらなと思います。はじめに殺人を犯してしまうのに、その事件がすぐには解決しない。さらに別の連続殺人事件があるんですが、それと私たちの事件がどのように入り混じっていって、もっと怖いことに巻き込まれていくのか、ゾクゾクしながら台本を読んでいました。彼女たちの恐怖を視聴者の皆さんも一緒に感じていただけたらうれしいなと思います。 ■林芽亜里(沢北イズミ役) 殺人の隠蔽をきっかけに3人がどう変化していくのか、どう立ち向かっていくのか、一瞬も目が離せない、常に緊迫感と隣り合わせのサスペンスストーリーです。原作や台本を読み、このスリリングな空間をイズミとして過ごす時間はとても刺激的で、大切なものになるとすごく感じました。イズミの人間性をしっかり深めて撮影に挑みたいと思います! この作品に携われること、すてきなキャストの皆さまとご一緒できることのありがたさをかみしめながら、私自身も挑戦の数々に立ち向かいながら準備をしています。放送をお楽しみにしてくださるとうれしいです。 ■遠藤かたる氏(原作) ドラマ化の知らせを聞いたとき、喜びに震えました。台本を拝読したとき、違う意味で震えました。「ここまで主人公たちを追い詰めるのか…!」と。主人公たちは毎話ごと、いえ、毎分ごとぐらいの勢いでピンチに陥ります。厄年と大殺界と天中殺がいっぺんにやってきたような困難の連続です。原作とはまた異なった刺激的でサスペンスに満ちたドラマを、みなさまにも推していただけるとうれしいです。 ■中山喬詞氏(プロデューサー) もし、“推し”が“罪”を犯してしまったら…遠藤先生の秀逸なタイトルのすばらしい原作を読ませていただいた際に、思わず考えました。あなたなら応援できますか?それとも。しかし、このドラマはアイドルものではありません。業界ものでもありません。ハラハラドキドキが連続のスリリングサスペンスです。そして、いろんなものを背負い、いろんなものに抗い、懸命に生きる3人の女性たちの物語です。そんな3人を演じるのは今をときめく注目女優の方々。彼女たちに挑戦してもらうのはキラキラしていてかわいいだけのアイドルではありません。傷だらけになっても、泥だらけになっても、どんな不様な姿になっても、前を向いて這い上がっていこうとする強い女性たちです。この魅力あふれる愛おしい3人なら、支えてあげたいと背中を押したくなること間違いありません。 彼女たちの“人生”という名のステージ、その生きざまありのままをライブ配信を見ているかのような感覚で一緒にのぞき見してもらい、皆さんにも“共犯者”になってもらえたら幸いです。多くの方々にとって、今秋の推しドラマになることを願って。...