ふるさとに錦を飾りたいと言い続けてきた僕のもとに9日、一つのご褒美のような出来事が舞い込んできました。
今でこそ本作の情報を各メディアが取り上げてくれるまでになりましたが、これまではソニーが運営するクラウドファンディングサイト「First Flight」(https://first-flight.sony.com/)内でのみ段階的に公表してきました。
支援者の皆さまへの返礼品は関連グッズなどです。出雲の特色を生かしたアイテムで構成し「メイド・イン・イズモ」にこだわり、まだ島根を知らない方々へ出雲の「風」を感じてもらえますように、という願いを込めてお届けしてきました。
そしてこのたび、その「ご支援・ご声援の風」がわれわれを出雲市まで運んでくれ、市の「神在月出雲」公式ポスターで、映画『神在月のこども』ビジュアル(稲佐の浜の背景美術)とのコラボレーションが実現しました。映画公開の2021年を待たずして、ふるさととこのような形で交わることができ本当に光栄です。
新型コロナウイルスの影響で、閉塞(へいそく)感のある日々をお過ごしの方も多いと思いますが、少しでもこのビジュアルを眺めながら出雲の風を感じてもらえたらうれしいです。
今回の原画は、ほほ笑みながら手を振る主人公カンナです。ご支援・ご声援の風を吹かせてくれた皆さまへ、特報映像まで誕生させてくれたことに対しカンナから感謝の意を込めて。だんだんね!
作品の公式サイトでは、8月8日に公表した本作初の予告映像もご覧いただけます。予告映像に出合えるまでに、原案・原作から約3年の歳月を要しました。映像から、来年公開となる本編について、たくさんの想像を膨らませていただけたらうれしいです。
みしま・てっぺい 『神在月のこども』企画・プロデューサー。1979年、松江市出身。cretica universalでは映画、漫画、テーマパークなどさまざまなシーンで企画・プロデュースを担当。